指導者養成講座
(音楽一般・ピアノ・声楽)

身体の知識と使い方を学び、質の高い演奏指導ができる指導者を育成

指導者養成講座とは、「音のアンバサダー」資格取得ができる、演奏家・指導者のための講座です。

取得資格「音のアンバサダー」について

音のアンバサダーは、図の4つの資格から構成されています。どの資格も最終的に演奏に結びつくことを目指しています。
身体と演奏の関わりを学び、研修を積み、それを伝えていける指導者を育成することが、この養成講座の目的です。

音のアンバサダージェネラリスト

基礎となる身体の知識を学び、演奏に身体がどれほど深く関わっているかを認識し、その重要性を伝えることができる人で、幅広い知識を持つ人ということを示す資格。

こんな方におすすめ

  • 学校音楽教師
  • リトミック指導者
  • 音楽家のための解剖学を学びたい方

ジェネラリスト取得までの流れと条件

  • 14回の座学講座(オンライン形式)履修
  • 所定の座学試験を受験し合格すること

ジェネラリスト取得のポイント

  • 何より自分の演奏に新たな引き出しができます。多角的に演奏を考えることができ、自分の新たな可能性にも気付いていきます。
  • 身体に関する正しい理解ができるので、不必要に悩んだり、動揺することが少なくなり、演奏に対して正しいアプローチをして行くことができます。
  • 指導において自信を持って、適切な指導ができるようになります。
  • 名刺やプロフィールに資格名と当研究所名を入れることが出来ます。

音のアンバサダーコンディショニングアドバイザー

ジェネラリストの資格に加え、⾳楽家のためのピラティスを用いて、日常生活動作と演奏動作をよりよくするための具体的なアドバイスができる人を示す資格

こんな方におすすめ

  • 合唱指導者
  • アンサンブル指導者
  • 吹奏楽指導者
  • 合奏指導者
  • 音楽家のためのピラティスインストラクターの資格を取りたい方

コンディショニングアドバイザー取得までの流れと条件

  • 14回の座学講座(オンライン形式)履修
  • 所定の座学試験を受験し合格すること(ジェネラリストの資格を取得していること)
  • 12回のボディワーク(⾳楽家のためのピラティス)の理論と実技講座を受講すること
  • 講座後、ボディワーク(⾳楽家のためのピラティス)15時間のインターン
  • 所定の実技試験(⾳楽家のためのピラティスインストラクター試験)を受験し合格すること
  • 基礎的な課題による演奏試験(ピアノ/声楽のどちらか任意)

コンディショニングアドバイザー取得のポイント

  • 長期間の講座を積み重ねることによって解剖学と身体動作をつなげて考えることが出来るようになり、身体の感覚を養うことが出来ます。 身体を正しく、効率よく動かすことが自らできるようになり、演奏表現の幅がかなり広がってきます。
  • 演奏のクオリティーを向上させるだけでなく、健康に長く演奏活動を続けていくために必要なことも身に付けていくことが出来ます。
  • 演奏のためのボディコンディショニングを指導できるようになります。
  • 名刺やプロフィールに資格名と当研究所名を入れることが出来ます。

音のアンバサダーエデュケーター

ジェネラリストの資格に加え、その知識と身体操作の実践研究を実際の演奏指導に生かし演奏の質を高めるための音楽指導ができる人を示す資格

こんな方におすすめ

  • ピアニスト
  • 声楽家
  • 演奏指導をメインに活動している人
  • ピアノ指導者
  • 声楽指導者
  • 演奏と身体の使い方について極めたい人
  • 理論を学びたい人
  • 演奏に確信を持ちたい人
  • 自分だけの音色を作りたい人

エデュケーター取得までの流れと条件

  • 14回の座学講座(オンライン形式)履修
  • 所定の座学試験を受験し合格すること(ジェネラリストの資格を取得していること)
  • 12回のボディワーク(⾳楽家のためのピラティス)の理論と実技講座を受講すること
  • 講座後、ボディワーク(⾳楽家のためのピラティス)15時間のインターン
  • 所定の実技試験(⾳楽家のためのピラティスインストラクター試験)を受験し合格すること(コンディショニングアドバイザー)
  • 12回の演奏法(⾝体⾯からのアプローチを含む)レッスンを受講すること
  • 所定の実技試験を受験し合格すること(ピアノ/声楽のどちらか任意)

エデュケーター取得のポイント

  • 演奏と身体性について幅広い知識を身に付け研鑽を積むことによって、より質の高い演奏ができるようになります。
  • 演奏指導においては、相手の中の身体性や精神性により深く適切にアプローチできるようになり、説得力のある言葉で正しく導くことができるようになります。
  • 音楽の素晴らしさを多くの人に伝えていくことができる力を有する、優れた演奏者・指導者となります。
  • 名刺やプロフィールに資格名と当研究所名を入れることが出来ます。

音のアンバサダーエグゼクティブ・エデュケーター

上記3 つの資格を持ち、なおかつ一般的なピラティスのインストラクターの資格を持ち、演奏活動、指導活動を行っていることが条件。
※エグゼクティブ・エデュケーターは、しばらくは代表のみとします。

エデュケーター取得までの流れと条件

  • 14回の座学講座(オンライン形式)履修
  • 所定の座学試験を受験し合格すること(=ジェネラリストの資格を取得していること)
  • 12回のボディワークの理論と実技講座を受講すること
  • 講座後15 時間のインターン
  • 所定のボディワーク実技試験を受験し合格すること
  • 12回の演奏法(⾝体⾯からのアプローチを含む)レッスンを受講すること
  • 所定の実技試験を受験し合格すること(ピアノ/声楽のどちらか任意)
  • 上記以外に⼀般のピラティスインストラクターの資格取得
  • 指導経験が豊富にあると代表が認めた場合に所定の試験を受け合格すること

指導者養成講座の概要

講座概要は、まず初めにオンライン受講形式で行う「座学」と、座学を半分終えた頃から始まる対面形式の2つの講座、「身体技法講座」と、並行して行う「演奏法講座」の2段階で構成された講座となります。3つの講座を全て履修していただくことが望ましいですが、座学のみを履修しジェネラリストの資格を取得することもできます。

受講資格として事前レッスンを受講

お申し込みの際、事前レッスンを受講していただきます。
受講前に、簡単な面接と、研究所代表による1 回の演奏(ピアノか声楽)レッスンを必ず受講していただきます。
こちらが受講資格となります。

※演奏の進度によって当研究所での資格取得受講生として相応しくないと判断した場合は、受講を辞退していただく場合がございます。
責任を持って指導者を育成して行くためのことですので何卒ご理解下さいませ。

              
座学(オンライン受講形式) 演奏家のための解剖学・演奏動作生理学・演奏における身体性
身体技法講座 「Pilates for Music 」(音楽家のためのピラティス)を中心にしたボディワークの理論と実技
演奏実技(ピアノ・声楽) レッスンは上記の身体技法講座と並行して行います。演奏の身体性・演奏表現・演奏テクニックなど体の使い方を演奏に生かすことを含めたピアノと声楽の演奏実技レッスンです。

※個人個人の力量に合わせた指導内容になります。例えば、すでにプロとしてご活躍の方はより実力をつけるためのご要望に応じたアドバイスレッスンを行います。

3段階を全て含む指導者養成講座は、インターンも含めると座学からトータルで2年6ヶ月くらいかかります。

指導者養成講座の流れ

【注意】 演奏とピラティスのレッスンは同じ日に受講することでより深く学べますので、「エデュケーター」と「コンディショニングアドバイザー」の資格は、並列で研修を行い、合わせて資格を取得することを推奨しています。

開催時期についてはお知らせにて告知します。スパンの長い講座になるため、現在のところ、開催は2~3年に一回になる予定です。
但し、座学のみの指導者養成講座は、状況を見て開催が少し早くなる可能性もあります。
講座の開催スケジュールについてはこちらからご確認ください。

指導者養成講座の内容について

座学演奏家のための解剖学・演奏動作生理学・演奏心理学

身体を知り、演奏と身体の繋がりの概論を学びます

回数・時間月2回 120分×14回
講座形式zoom
受講費用165,000円(税込)
※指導者養成講座申込金11,000円(税込)が別途かかります。
研究所オリジナル講座テキスト代を含む。最終試験日の受験料含む
※分割でのお支払いも可能です。(2回・3回など)ご相談下さい。
受講生定員12名(2名以上で開講)

※申し込み前に、研究所理念のご紹介・代表の考え・基本となる学習内容などを盛り込んだ<入門動画>をご覧になることをお勧めします。
約60分(有料/但し講座を受講されることになった場合は受講料から差し引かせていただきます。)

事前レッスンについて

お申し込み後、受講前に、簡単な面接と、研究所代表による1 回の演奏(ピアノか声楽)レッスンを必ず受講していただきます。(オンライン可・ワンレッスン代をいただきます) 音楽的な基礎力と音楽への取り組みを見させていただきます。その後、最終的な受講が決まりスタートする流れになります。

身体技法“音楽家のためのピラティス”(Pilates for Music)を中心にしたボディワークの理論と実技

身体の無駄な緊張をとり、身体感覚を養い、呼吸を大切に身体の安定性を高め、身体の使い方を学びます

座学の後半から並行して受講できます。座学で学んだ事を実際の動きの中で生かすことができます。
ただし、特別な場合を除いて、次の演奏法の講座と同時並行で受講していただくことを推奨しています。 同じ日に2つの講座をスケジューリングします。演奏を深めることと同時に身体技法を学んでいくことで、具体的に身体のアプローチがどう演奏に結びついていくかを実体験していただくことができます。 当研究所ではこのことを特に大切にしています。

第2期 身体技法の指導者用養成講座は2022年8月開講予定。

回数・時間月1回 120分×12回(※講座後15時間のインターンが必要/スケジュールは個別に相談)
講座形式対面式
受講費用198,000円(税込)
※分割でのお支払い、又は1回ごとの支払いも可能 1回/2時間 16,500円(税込)
※講座後のインターンは、1回 60分11,000円(税込)その都度支払う。
※ファイナルテスト試験料は、別途となります。
開催形態東京と岡山で開催予定

※ピラティスと演奏のレッスンは、東京開催ではこの他に多少の会場費をいただくことがあります。

演奏法(演奏の身体性・演奏表現・演奏テクニック/ピアノ・声楽)

より高いクオリティの演奏を目指してレッスンを重ねます。
なぜ実現できないかには理由がありそこを一つ一つ可能にしていき、さらに自由で豊かな演奏を実現していきます

座学の後半から並行して受講できます。座学の学びと身体技法の学びを最終的な演奏へとつなげていく研修です。
座学・ピラティス・演奏の3つを結びます。
第2期 演奏法の指導者用養成講座は2022年8月開講予定。

※特別な場合を除いて、身体技法(Pilates for Music)と同じ日に受講すること

回数・時間月1回 120分×12回
講座形式対面式
受講費用198,000円(税込)
※分割でのお支払い、又は1回ごとの支払いも可能 1回/2時間 16,500円(税込)
※ファイナルテスト試験料は、別途となります。
開催形態東京と岡山で開催予定

※音楽家のためのピラティスレッスンと演奏法の講座は、同じメンバーで、グループでお互いに学び合いながら行います。
※ピラティスと演奏のレッスンは、東京開催ではこの他に多少の会場費をいただくことがあります。

ファイナルテスト

ジェネラリストの資格を取り、身体技法(Pilates for Music)と演奏法の全講座終了後、所定のインターン15 時間を1年半以内にこなしファイナルテストを受けること。
但しピラティスインターンは、規定の講座の後半以降途中からでも受講可能とする。

ファイナルテストは、演奏実技・ボディワーク(Pilates for Music)・レポート提出・小論文提出・演奏実技・ボディワーク(Pilates for Music)はそれぞれ講師と日時を決めて一対一で行う。

資格取得後について

資格取得後は、研究所に在籍することになります。資格は1 年ごとの更新となり、勉強会や講座・ブラッシュアップセミナーなどで継続学習を行いながら、 各資格、更新のため決められた年間単位を履修していただくことになります。 意識の保持やさらなる深まりを願うものです。また、実際のお仕事に生かしていただくための研鑽の場としてもお役立て下さい。受講料は一回ごといただきます。

【ジェネラリスト】の場合

2時間~2.5時間のオンライン講座を一年に2~3回受講。(1回 11,000円程度 税込)
※ジェネラリスト資格取得3~4年間はこの形式で更新し、経験を積んだその後の更新については今後検討していく所存です。

【コンディショニングアドバイザー】【エデュケーター】の場合

上記座学の単位に加えて、ピラティスと演奏実技のパーソナルセッションを一年に2~3回受講。
(60分セッション 11,000円 税込 オンライン可/対面が望ましい。場所によっては会場費が発生します。)
また希望者は個別にいつでも申し込むことが出来ます。

※資格更新については今後も充分に内容を検討していきたいと思いますので更新することがあります。

※単に更新の為だけでなく、研究会主催の勉強会(任意)などにどうぞ積極的にご参加下さい。他の研究員とのディスカッションなども行っていきます。

※今後は音楽教育機関などでこのような“音楽家のための学び”がカリキュラムとして組み込まれていく社会が実現されることを望んでおり、そのような動きのお手伝いが研究所としてできることを模索していく予定です。

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